昨日、今日と植木屋さんに入ってもらい、庭木の剪定をしました

毎年の秋の恒例行事といったところです

秋の寒さを感じながら、庭を眺めていると

幼少期とはまるで違ってしまった我が家の庭ではありますが

幼少期の想い出が蘇ってきます

 

それは、秋の空気とともにあります

木枯らしが吹くこの季節

今よりずっと寒かったあの時代

たんに気候が寒いというだけではなく

暖房が今とはまるで違い、家の中でも寒かったのです

 

寒く暗く寂しい、農村の秋の深まりゆく時季には、独特の雰囲気がありました

それを言葉で言い表せば「寂しさ」ということになるでしょう

孤独の寂しさではなく、大地が生命力を失っていく過程の寂しさ

エネルギーが日々衰退していく様を見る寂しさです

 

ただし、夕暮れから始まる家族の時間には暖かさがありました

気温が下がるに従って、気温を体温で温めるような暖かさが家庭にはあったのです

家で、家族が寄り添って過ごす時間が増えるからでしょう

昔は、この時期に、掘りごたつを出したと思います

 

掘りごたつに入って、テレビを観ているだけの怠惰な生活

寒い季節の夜は、そんなふうになりがちでした

家族全員がこたつにいますから、こたつはいっぱいです

退屈だったけれど、部屋に暖房が無いので、そうするしかありませんでした

各部屋にエアコンが完備した現在は恵まれた時代です