ドルの兌換性廃止で、激怒したのはアラブ産油国でした
懸念通り、本当に、ドルはただの紙になってしまったからです
彼らは、その怒りを原油輸出価格に転化しました
突如、原油価格が高騰したのです・・・これがオイルショックです
日本経済は大打撃を受けました
原油価格の高騰は諸物価に跳ね返り”狂乱物価”と呼ばれる様相を呈しました
私の記憶では、コクヨのノートの値段が一挙に3倍になりました
主婦がトイレットペーパーの買い占めに走るパニックも発生しました
このインフレは原油価格高騰が原因であるにも関わらず
福田赳夫は、政敵田中角栄を攻撃したのでした
あの時の田中内閣の積極財政は、結果として、日本経済を救いました
あの時、インフレをおそれて、緊縮財政にしていたら
その後の日本経済の成長と繁栄はなかったでしょう
原油の値段が高くなってしまったのは田中角栄の責任ではありません
それに対処するには、通貨を大量に発行するしかないのです
石油輸出国は豊かになりましたが、彼らの買う先進国の商品も値上がってしまったのです
オイルショックは、産油国、非産油国の双方に教訓を残しました
産油国は、発言力が増し、豊かになりましたが
先進国は、最終商品価格に原材料費を乗せますから
先進国からの輸入品も高くなってしまい、利益は相殺されてしまったのです
先進国の側は、エネルギー問題を真剣に考えざるを得なくなり
資源開発や代替エネルギーの開発などに力を入れるようになったのでした