ニクソンショックには二つの意味があります
一つは、私の言うドルの兌換性廃止
もう一つは、中華人民共和国訪問の発表でした
どちらも、事前の相談なく発表されたのでショックだったのです
私がテーマとするのは、あくまでドルの兌換性廃止です
それまでの日本円は、ドルに対し1ドル360円の固定相場制を維持していました
このレートでは米国が輸出競争力を維持できないので、ドルショックが起きたのです
日本円に対してだけでなく、各国通貨に対してそうだったのです
米国が輸入超過になるということは、世界中にドルがばら撒かれたことを意味し
このドルが金への交換を要求されったら、米国の金準備では間に合わなくなり
ドルが不渡り通貨となってしまうのです
つまり、ドルが、ただの紙切れになってしまうということです
この事態を避けるために、ニクソン大統領は、突然の兌換性廃止を宣言したのです
当初は一時的停止ということでしたが、結局、恒久的停止となりました
そして、固定相場は無くなり、現在の変動相場制に移行したわけです
円は、ドルに対し、大幅な切り上げを余儀なくされたのでした