一昨日は、丸の内の三菱一号館でシャネル展を観ました
お客さんの99%は女性でした
これは、やむを得ない面もありますが、私としては、残念な気がします

ココ・シャネルを単なる服飾デザイナーと考えると
アーチストとしての、また、クリエーターとしてのシャネルを意味を見失います
シャネルは偉大なアーチストであり、クリエーターなのです
その”偉大”さの中身は、ただデザインが優れていいるということではないのです

シャネルの開拓しいたデザインの本質は“自立した女性”です
バッグに肩紐が付いているのも、女性に両手の自由を与えるためです
片手を男性に預ける従来型の女性のスタイルを一新したのです
シャネルスーツにしても同じで、動いても着崩れしない構造になっているのです

自立した女性、働く女性・・・それがシャンルの顧客なのです
20世紀の新しい女性像を、ファッションの形の中に作りこんだのです
その服を着るだけで、そのバッグを肩にかけただけで
その女性は20世紀の女性、といより、近代的女性となるのです

シャネルの持つ20世紀的意味に男性達が関無い無いのは、いただけません
フランスでは、ファッションのシャネルと建築のコルビュジエが
20世紀を代表するクリエーターと考えられています

コルビュジエは、ただ斬新なデザインをしたのではなく
建築の機能主義を提唱したのです
その点が、女性の自立をテーマにしたシャネルと通底するところがあるのです
ともに、20世紀の社会と文化の方向性を決したクリエーターなのです

思想問題は別にしても
シャネルデザインの素晴らしさに、改めて感銘を受けました
80年、90年前のデザインが、今着ても素敵なデザインなのです
古びないデザイン・・・それはまた
多くの有名デザイナーすら、シャネルの模倣者であることを曝露します
コルビュジエの直角、直線、平面を基調とした装飾の無いデザインが
今尚、多くの建築家に模倣されているように・・・