知人のFacebookで
彼は、蒸す料理と燻製が好きだと書いていました
これは、彼の味覚が正しいことの表れであると思いました

蒸すのは、食材に熱と水分を加える料理法です
水蒸気で熱しますから、食材に水分は補給されますが
食材の成分が外に流れ出ることはありません
つまり、食材の味や栄養素が食材の中に残るということです
蒸気の熱ですから、熱過ぎず、成分変化が少ないです
食材独自の味や旨味が残り、栄養素も残るのです
温めてあるので消化吸収が良い
まさに、良いこと尽くめの調理法なのです

燻製は食材を煙で燻して作ります
熱は加えますが、水分は加えません
当然ながら、水分は飛びます
保存食を作るには良い方法と言えます
燻すのは、熱は加えるものの、強過ぎませんから
食材の成分に大きな変化起きにくいです
旨味は閉じ込められ、煙の香りが加わり、殺菌もされます
これが旨くならないはずはありません
食材の乏しくなる時のための保存食ですから、味は重要です

新鮮な食材を、大事な成分を壊すことなく食べやすくするためには
100度程度の熱を加えるのが適切です
熱すぎると、成分が変質し、失われてしまうことがあるからです
かといって、生食は、消化も悪く、菌やウイルスの危険もあります
食材を加熱して食べることは
人間を人間たらしめた要件なのです

人類は火を使うことで文化を得ました
その目的は暖をとることではなく
食材の加工、すなわち調理だったはずです
そう考えると、火を使う調理は文化の基本であると言えます
食を大切にすることは、文化を大切にすることでもあるのです