上野の東京国立博物館に行き

特別展「空也上人と六波羅蜜寺」

を、観てきました

いやあ、感動しました
この仏像こそ

「死ぬまでに必ず一度は実物を観たい」

と、考えていた仏像の一つだったからです

空也上人像は、あの口元から出ている六つの観音像が印象的です

「南無阿弥陀仏」

の六文字を表す観音像と言われていますが
その表情はお経を唱えているようには見えません
悲しみや嘆きによって、吐息をもらしているように見えるのです
なんとも切ない表情です

ヨーロッパの彫刻には、悲しみの表情を描いたものはたくさんあるでしょう
しかし、あのような微妙な表情は
ヨーロッパ人は、あまり描かないように思います
まして、その他の地域の彫刻や仏像には無いと思うのですが
いかがなものでしょう?

空也上人像は、一般的な意味でも、彫刻として優れた表現でありますが
表情は、特異な、極めて日本的表現だと、私には思えるのです
ただし、私は外国の彫刻には詳しくないので
自信はありませんが・・・

最後に、興醒めな一言を付け加えますと
こういう展覧会は、なるべくやらないでほしいですね
もし事故があったら、文字通り、国の宝が失われてしまいます
こうした展覧会を開催していただけるのは、真にありがたいことではありますが
できれば、精巧なレプリカを作り、常設の展示場を作っていただきたいです