歳をとって、はじめて分かることがあります
体力の衰えなどという一般的な表現ではピンときません
ペットボトルの蓋が開けられなくなるのです
ワイシャツの袖のボタンを嵌めるのに苦労するのです
直前にやったことの記憶が無いのです

老いというものは、それを経験して初めて分かるものです
お年寄りに優しくというスローガンは
年寄りの側からは、なかなか言い出せないことです
しかし、年をとってみれば、実感として身に沁みます
そして反省します
自分が若い頃、どれほど、お年寄りに優しくできただろうか?

思うに、個々人の努力には限界があります
自分自身を思い返しても
若い時には、なかなか、お年寄りの立場に気が回りません
そうであれば、やはり社会的な努力が必要です

私の年来の主張であるユニバーサルデザインは、まさにこれです
私は、主に建築関係のユニバーサルデザインを考えてきたわけですが
今、自分の問題として切実なのは情報機器です
スマホの操作がイマイチうまくできません
それに、文字が小さすぎて苦労します
こうした部分の改善はそんなに難しくはないでしょう
どこかで、これに特化したデザインやシステムを考えてほしいものです

本当は、私自身が、それをビジネスにしたいのです
高齢者は、けして貧しくありません
むしろ、お金持ちが多く、本当はお金を使いたいのに
高齢者が求めるものは市場に乏しいのです
これは大きなビジネスチャンスでもあります
高齢者向け商品開発は
日本に限らず、今後、世界に広がり続ける高齢者市場で勝つために
必ず報われる努力となるはずです