混乱の1970年代の世界は、80年代に入り、徐々に安定に向かいます
1979年から1980年にかけてピークを付けた金価格が
確実に安定に向かい始めたのです

1980年から2000年の20年間
円建て金相場は、金1グラム1000円に収束するかのような
大胆で美しい長期トレンドを示しました
私の言う円の”事実上の基軸通貨”時代です

「円の20年」

です

「ドルの20年」は先進諸国に空前の繁栄をもたらしましたが
「冷戦」は世界中に戦乱や騒乱の不幸をばらまき
共産主義との戦いに勝利をもたらすことも出来ませんでした

しかし
「円の20年」は共産主義を打倒し、「冷戦」を終息させ
東アジアの新興国に経済発展をもたらし
世界規模の空前の経済発展をもたらしたのです
円が基軸となって支えた世界経済は、世界史の偉業と言えるのです

1989年、ベルリンの壁が崩壊
1991年、ソ連邦の崩壊
それに先立つ1988年には、韓国でソウルオリンピックが開催されました
かつての日本の植民地は、オリンピックを自国開催できるまでに発展したのです

当時、ソ連の若いインテリは
日本の発展は知っていましたが、それには耐えられたそうです
しかし、自分達では作れないCDラジカセが
日本製ではなく、マレーシア製であることを知った時
心の底からソ連のシステムの欠点を悟ったそうです

ソ連は、アメリカの作るモノは、二流品ではあって、一応作れました
自動車、テレビ、冷蔵庫、ミサイル、原爆、水爆・・・
しかし、日本や日本との関わりの深いアジア諸国の作る民生品は
真似することすら出来なかったのです
ソ連の人々は自信喪失に陥り、ソ連は内側から崩壊したのでした

20世紀後半の50年は
アメリカの20年、その後の混乱の10年を経て、日本の20年で終わりました
その間、アメリカは世界各地で戦争をしましたが
同盟国の日本は、ついに一度も、直接の戦闘には参加しませんでした
私は日本国憲法第9条は嫌いですが
この条項により、日本が偉大な歴史的役割を演じたことは確かです