スマホのカバーに傷が付いてしまい
修理の間、そこに置いてあった雑誌を読んでいました
ニューズウィーク日本版です

「科学後退国ニッポン」

という表紙でした

内容は、国立大学の予算が削られ
十分な研究ができないというものですから
それだけなら、特段、注目すべき特集記事ではありません

私が気になったのは、その中に
インチキ論文の世界ワーストテンの中に
3人か4人の日本人科学者がいて
しかも、すべて医学生理学分野の研究者だったことです

残念ですし、悲しいことでもありますが
STAP細胞の騒ぎを思い起こすと、さもありなんの思いです
STAP細胞騒ぎは、ちっとも科学的ではなかったからです
予算以前の問題として
日本の医学や生化学は、科学の体裁を備えていないのです

医学部と言えば、大学受験最難関です
医学者は、医学部出身者と、理学部や農学部出身者で構成されています
中心にいるのは医学部出身者が多いはずです
彼らに不正が多いというのは、一体どういうことでしょうか?

私は、日本の受験体制に根本原因があると考えます
とにかく、考えることも実証することもなく
ただ知識を暗記させてテストする
丸暗記形ペーパーテストの出来の良い子供が
頭が良くて優秀とされ、受験競争を勝ち進みます
その中でも、一番優秀な層が医学部へと進学するのです

これでは、まともな思考力の持ち主や実証精神の持ち主は育ちません
実証精神とは、実験のやり方を知っていることではありません
知識だけでは、簡単には信用しないということです
原理原則を理解し、理論的に考えて、当然予想できる結果を想定し
実験や観測方法を考え出せる能力のことです
今の日本の教育システムでは、育てようのない能力ですし

そうした能力の持ち主は、丸暗記を嫌いますから、受験競争は苦手です
今のやり方では、愚か者を大量生産し、優れた子供を落ちこぼれにするだけです
何かといえば人をバカと罵る、卑しいエリート意識の持ち主が生み出され
日本文化全体が、二番煎じの二流品になってしまいます
知ったかぶりしかできない、勘違いエリートの群れが作られているのです
もちろんこれは、医学の世界だけの話ではありません