マスコミの頭の古さに付き合い過ぎかもしれませんが
8月といいますと、私もまた、戦争について考えてしまいます
毎年報道されますし、両親祖父母にとりましては、忘れられない記憶です
当選ながら、家族の間で、戦争については、普通に語られていました

我が家は、幸運なことに、戦死者がいませんでした
父には3人の姉がいて、男なら徴兵される年齢でした
母には4人の姉がいて、やはり、男なら徴兵される年齢でした
偶然ながら、私の両親の兄弟には、徴兵された人がいなかったわけです
そんなわけで、我が家の戦争の記憶には、悲しみが少ないのでしょう

とはいえ、母の姉の一人は
結婚直後に夫が徴兵され、戦死してしまいました
彼女は、子供の目にも、親戚の中で、一番不幸に見えました
父の姉達の連れ合いは、徴兵はされても、戦死した人はいませんでした
我が家では、戦争は、比較的軽い影響しかなかったのです
大変な思いをしたことは間違いありませんが・・・

戦争の直接の記憶は、すでに高齢者だけのものになっています
かすかに記憶がある人のほとんどは、80歳以上の高齢となっているからです
開戦時に成人していた人は、すでに100歳以上の高齢者ですから
確かな大人の記憶としての戦争は、すでに、存在しないとも言えるかもしれません

記憶は、時間とともに変形し、都合の良い形になって残ります
幼児期の記憶を語る形式をとりながら
実際は、当時の資料を調べて、戦前戦中の本を書く人も多いのです
日本人にとって、戦争は伝説になりつつあるのです
真実の戦争の記憶がどこまで残せるものか、危惧せざるを得ません