文明の利器というものは
例えば、鉄道は
それを利用する人にとっては便利なものですが
そうでない人には、大地を分断するとんでもないものです
街も、田畑も、東西に、あるいは南北に、分断されてしまいます

自動車も、利用者には、この上も無く便利で快適な存在ですが
歩行者にとっては、道路の中央部分を奪われ
しかも危険極まりない、とんでもない乗り物です
それでも、歩行者が文句を言わないのは
歩行者は、同時に、自動車利用者でもあるからです

電灯線、電話線・・・いずれも便利なものです
無くてはならぬものでもあります
それでも、その施設には多くの負担を要します
金銭的負担ばかりで無く、物理的負担も大きいです
鉄塔や電柱などの大きな設備を建設し、維持しなければなりません

文明には、大きな利益と大きな負担がついて回ります

スマホとて、文明の利器である以上
私達は、大きな負担をして、そのシステムを維持しているはずです
それでも、他の文明の利器に比べて
私の実感としては、利便性が高く、負担は小さいです
これは、スマホに限らず、最近の文明の利器の特徴かもしれません

注射針は痛くなくなり、薬は苦くなくなり、副作用も注意され
レントゲンに使われる放射線量も小さくなっています
車椅子も日進月歩で進歩していますし
建物や都市全体のバリアフリー化も進んでいます
私達は、現在

”痛みの少ない文明化”

・・・の時代に入ったと考えるべきかもしれません

これが、本当意味の進歩かもしれません
生活の隅々までが、誰にとっても快適になり
それによって不利や不便を感じる人が出ない文明化です
こうした進歩は、民主主義の浸透とも言えるでしょう