人の記憶の頼りなさを、私は
「日本国紀」(百田尚樹著)
を読んで、思い知りました・・・次の記述です
テレビが普及し始めたのは昭和34年(1959)頃からである
皇太子ご成婚で普及が進み、その後
"昭和39年(1964)の東京オリンピックでカラーテレビが普及する"
"・・・"この部分は完全な間違いです
東京オリンピックを観るために
日本中に普及したのが白黒テレビです
私も、同世代の百田氏も、白黒テレビでオリンピックを観戦したはずです
当時、日本の庶民は、誰もカラーテレビを持っていませんでした
一般にカラーテレビが売られ始めたのは、東京オリンピックの後でした
我が家ではメキシコオリンピック(1968)をカラーテレビで観戦しました
それでも、当時、カラーテレビのある家庭は少数派でした
なぜ、私が、そんなことを憶えているかというと
この松下電器製のカラーテレビを選んだのが私だったからです
電気屋からもらってきたカラーテレビのカタログを
父は、ポンと私に投げ与え
「お前の好きなのを選べ」
と、言ったのでした
一番高価なのは20万円以上しました
二番目の19万8000円の機種を、私は選びました
父に遠慮したのではなく、外観デザインが気に入ったからです
最高額のものは、妙にゴテゴテしていて、私の好みではなかったのです
当時、サラリーマンの月給は3万円前後
10万円のボーナスがもらえたら、羨ましがられる時代でした
当時、野菜農家の父は羽振りが良かったのです
トラック1台分の野菜を市場に運べば、万単位の収入があったはずです
私が疑問に思ったのは
私と同世代の百田尚樹氏が、なぜ、こんな誤りをしたのか?・・・です
東京オリンピックの画像はカラーで残っているため
再放送などを観ているうちに
当時もカラーで観ていたように記憶が変形してしまったのでしょう
私には、ちょっと理解しがたいことですが・・・
この件が、心の隅にあったため
週刊新潮のコラムで、片山杜秀氏が
”日本でカラーテレビが普及したのは東京オリンピックの年から”
と、書いているのを見過ごすことができませんでした
片山氏は、私より若く、その時代を知りません
おそらく、百田氏の著書を信じて書いたのでしょう
ここに歴史記述の恐ろしさがあります
誰かが書き、それが信じられてしまうと
孫引きされ、記述内容が定着し、いつの間にか”史実”になってしまうのです
私は、若い世代の人々のために、ここに、間違いの訂正をしておきます
気になる方は、ご自身でも調べてくださいね
「日本国紀」(百田尚樹著)
を読んで、思い知りました・・・次の記述です
テレビが普及し始めたのは昭和34年(1959)頃からである
皇太子ご成婚で普及が進み、その後
"昭和39年(1964)の東京オリンピックでカラーテレビが普及する"
"・・・"この部分は完全な間違いです
東京オリンピックを観るために
日本中に普及したのが白黒テレビです
私も、同世代の百田氏も、白黒テレビでオリンピックを観戦したはずです
当時、日本の庶民は、誰もカラーテレビを持っていませんでした
一般にカラーテレビが売られ始めたのは、東京オリンピックの後でした
我が家ではメキシコオリンピック(1968)をカラーテレビで観戦しました
それでも、当時、カラーテレビのある家庭は少数派でした
なぜ、私が、そんなことを憶えているかというと
この松下電器製のカラーテレビを選んだのが私だったからです
電気屋からもらってきたカラーテレビのカタログを
父は、ポンと私に投げ与え
「お前の好きなのを選べ」
と、言ったのでした
一番高価なのは20万円以上しました
二番目の19万8000円の機種を、私は選びました
父に遠慮したのではなく、外観デザインが気に入ったからです
最高額のものは、妙にゴテゴテしていて、私の好みではなかったのです
当時、サラリーマンの月給は3万円前後
10万円のボーナスがもらえたら、羨ましがられる時代でした
当時、野菜農家の父は羽振りが良かったのです
トラック1台分の野菜を市場に運べば、万単位の収入があったはずです
私が疑問に思ったのは
私と同世代の百田尚樹氏が、なぜ、こんな誤りをしたのか?・・・です
東京オリンピックの画像はカラーで残っているため
再放送などを観ているうちに
当時もカラーで観ていたように記憶が変形してしまったのでしょう
私には、ちょっと理解しがたいことですが・・・
この件が、心の隅にあったため
週刊新潮のコラムで、片山杜秀氏が
”日本でカラーテレビが普及したのは東京オリンピックの年から”
と、書いているのを見過ごすことができませんでした
片山氏は、私より若く、その時代を知りません
おそらく、百田氏の著書を信じて書いたのでしょう
ここに歴史記述の恐ろしさがあります
誰かが書き、それが信じられてしまうと
孫引きされ、記述内容が定着し、いつの間にか”史実”になってしまうのです
私は、若い世代の人々のために、ここに、間違いの訂正をしておきます
気になる方は、ご自身でも調べてくださいね