伝染病は、人類の歴史に大きな影響を与えています
とりわけ、宗教に大きな影響を与えます
簡単に言えば、既存の宗教が権威を失うのです
目に見えぬ悪魔との戦いに勝てないと見なされてしまうからです

聖徳太子が日本に仏教を導入したのは
疫病の流行が止まらない時代でした
ヨーロッパでは、ペストの流行が
既存のカトリック信仰を揺るがしたのです

今回の新型コロナウイルスの流行は
人類社会や思想に影響を与えるでしょうか?
気の早い知識人は、そういうことを言い始めています

東日本大震災の時も、そういうことを言う知識人はいました
実際のところ、何か変わったのか、具体的に指摘してほしいです
私には、今ひとつ、実感はありません
歴史に大きな事象が一つ付け加えられたことは間違いありませんが・・・

現代人の宗教は。事実上「近代科学」です
病気になれば、宗教家の祈祷よりも、医師の診断と治療を受けます
この程度の流行病で、その権威が失われるとは思えません
それどころか、人々は、ますます科学信仰を深めているように見えます
科学的に正しいとされることには飛びつきます
マスクをすることを含めて
本当に科学的に正しいのかどうか、不明なのですけれど・・・

今回の伝染病で権威を失ったのはWHOです
科学そのものではなく
科学的であると思われていた国際機関が
実は、政治的思惑で動く怪しげな存在であることが暴露されました
国際機関への信用が大きく失われたのです

日本人の国際機関への信仰は根強いものがあります
WHOはもとより、ユニセフしかり
「国連」そのものが、怪しげな組織なのです
つまり、日本人の国際機関への信仰は迷信だったわけです

思えば、東日本大震災に伴う福島原発事故について
日本国内の原子力保安委員会や安全委員会はもとより
国際機関であるIAEAは、なんの責任もとりませんでした
東京電力は、これら機関の規制を守り、査察も受けていました
それでも、あの大事故を起こしてしまったのですから
本来、東京電力には何の責任も無かったのです

日本人の国際機関への信用は迷信だったわけです
それが、私達が気付くべき最重要事項です
にもかかわらず、そのことを明瞭に指摘している知識人はいません
それどころか、事の本質から目をそらすような言動が目立ちます
歴史的に観れば、多くの知識人は
迷信を含む既存宗教の権威を維持しようとする勢力なのです