ここ数年、おびただしい数の北朝鮮漁船が
日本海側に漂着しているそうです
遭難し、無人か、時に遺体を乗せたまま漂着するそうです

日本側では
こうした遺体を法的に適切に処理した上
きちんと供養して火葬し、寺に安置しているそうです

日本海側には、北朝鮮による拉致被害者の出た地域もあり
住民感情には複雑なものがあるわけですが
遺骨を預かる仏僧は

「誰も分け隔てなく弔うのが私の仕事です」

とだけ答えたそうです

現在の北朝鮮問題は、とりあえず脇に置いて
こうした事件のことを考えますと
私には、長い日本の歴史を思わずにはいられません

太古より、何らかの事情により、大陸から日本にやってきた人々
その多くは、避難民や亡命者であったはずです
生きて日本に辿り着くことができず
遺体となって漂着した人もいたことでしょう

歴史は繰り返すのです

日本人は、無事に辿り着いた避難民や亡命者を受け入れ
彼らもまた、日本に溶け込み
自分達の持つ技術や知識を日本に伝えました
長い時間をかけて、それらが融合し
日本民族と日本文化が形成されたのです

日本に漂着する漁船は
避難民ではなく、沖合で遭難したものだそうです
しかし中には、遭難に見せかけて
日本に亡命しようとした人々もいるのかもしれません