自営業者をやってみると
商売で利益を出すことが、いかに難しいか
まさに、骨身に沁みて理解できます

現代の日本人の多くは
サラリーマンや公務員ですから
自営業者の辛さや苦しさは理解できません
仮に、苦しさを訴えたところで

「そんなに嫌なら、やめればいいだろ」

と、言われるだけです

ですから
多くの自営業者は、愚痴は言いません
いよいよとなったら、黙って商売をたたむだけです

老舗が店をたたむと
それを惜しむ声がマスコミから聞こえてきたりします
しかし、もう、その時は
経営が行き詰まっている場合が多いのです
関係者に迷惑をかける前に、商売をたたむということです
ある意味で、良心的な廃業です

私自身、自営業者になってから約35年
法人化してから十数年の月日を、何とか倒産も廃業もせず
今日に至っていますが
この間、赤字だったこともありましたし
黒字であっても、キャッシュフローが上手くいかず
やっとこさ納税しても、生活費が稼げないこともありました

いまでも、私の事業には、赤字部門がありますし
その部分は、切り捨てるのではなく、状況を改善し
今後は成長軌道に乗せ、黒字化を図ろうとしています
赤字に耐えて、事業を黒字化するところに
創業経営者の醍醐味があります

商売を始める時は、簡単に黒字になると考えていました
もちろん、初めてのことですから、前途に不安はありました
しかし、楽観的な気分の方が上回っていたのです
おそらく、私以外の自営業者の方も、そうだったでしょう
20人が創業し、10年後に残っているのは一人だけだそうです
この数字が、自営業者の置かれた過酷な現実を物語っています