昨日朝、長男が家にいるのが”発見”されました
一昨日の夜に帰宅したようです

昨夜は、家族揃って迎え火ができました
今年は、お墓の補修がお盆に間に合わず
私は、ご先祖様に申し訳ない気持ちでいたので
とにかく、家族揃って迎え火ができたことは
せめて、少しばかりの罪滅ぼしになったかと思います

その後、長男も交えて、次男の二十歳の誕生日のお祝いをしました

今日はお坊さんがお経をあげに来る日です
家族や、来訪した姉達とともに
長男は、読経に参加し
それが終わると、もう、東北の町に戻っていきました

数日前、私は突然外出し、藤沢に向かいました
有隣堂で立ち読みしながら、数冊の本を買い
喫茶店で、妻からの夕飯の呼び出しがあるまで、読書にふけりました
久しぶりに、私らしい時間の過ごし方をしたのです
その時に買った本で、真っ先に読み終えたのが

魂はあるか?~「死ぬことに」についての考察~ 渡部昇一著

です

まことに、お盆にふさわしい読書となりました
渡部昇一先生の最後の著書です
没後、ご長男の手によって出版されたものです
渡部先生が出版計画を持ちながら、生前実現しなかった本です
内容は、素晴らしいです

パスカル、デカルト、ダーウィン
アルフレッド・ラッセル・ウォレス、アレクシル・カレル
以上5人の科学者の思想を語りながら
偉大な科学者達が、霊魂や死後の世界について、いかに考察したか
そして、渡部先生ご自身の生涯の中で、いかに考えてきたか
それらを、分かりやすく書き連ねてあるのです

アメリカの理系の名門スタンフォード大学が
息子を亡くして悲しむ大富豪のスタンフォード夫妻に
ウォレスが書いた手紙がきっかけで、設立されたことを知りました

パスカルやデカルトは、今日では、哲学者として知られています
いずれも、優れた数学者であり、科学者でもあります
ただし、パスカルは同時代のデカルトを嫌っていました
私も、そのことは知っていました
パスカルの「パンセ」は、若き日の私の愛読書だったからです
パンセの中にも、デカルトへの批判は書いてあります

パスカルは深い信仰心の持ち主でした
直接のきっかけは、不治の病にかかっていた姪が
ある修道院の聖なる木に触れたとたんに奇跡的に治癒したことです
それ以前にも、パスカルは宗教的な関心は強く
これが決定的だったのでしょう

アレクシル・カレルは、外科医でノーベル医学生理学賞受賞者です
若き日に、死期の迫る患者の、たっての願いを聞き
「ルルドの泉」に同行しました
そして、その患者が泉につかると、奇跡的に治癒するのを見たのです
その後、米国に渡り、ノーベル賞の対象となる研究をしました
晩年「人間この未知なるもの」という著書がベストセラーになりました

科学者達が、科学的精神をもって、死や霊魂について、いかに考えたか
興味のある方は、ぜひ、ご一読を

本書の帯に

父の最期の教え。それは「死ぬことは何も心配ないぞ」だった。

と、あります