アニメ制作会社「京都アニメーション」の放火殺人事件を受けて
京都市消防局は、22日、市議会の委員会で
「同社の防火対策は適切だった」と説明しました

この事件の報道について
私は、どうにも納得出来ないところがありました
”らせん階段が火の回りを早くした”・・・というような
あたかも、建物の構造が惨事を招いたかのごとき表現があったからです

まるで見当違いの報道姿勢です
あの惨事の原因は人であり、建物ではありません
悪意をもった犯罪者による事件で
善意の建物管理者の責任を論じる意味はどこにあるのでしょう?
一歩間違えば、被害者が加害者扱いされてしまいます

マスコミ報道には、実際に、被害者を加害者扱いするものがあります

建築や不動産に関する事件では
不動産会社は、大抵、悪者扱いされます
耐震偽装事件は、その典型的な例でした
役所の発行した建築確認や検査済を信用して
マンションを販売した不動産業者が、犯罪者とされたのです
その後、マンション傾斜事件もありました
同じようなケースでした

京都の放火事件に話を戻すと
あの事件の被害者側の問題点を挙げるなら
犯罪者が簡単に可燃物を持って建物内に入れたことです
つまり、会社と建物のセキュリティーの問題です
日頃から、セキュリティーを考えておくべきでした

放火事件は、事故ではなく事件です
建物に問題があったからではなく、人が起こしたのです
人の問題を建物の問題とするのは非論理的な錯乱です
マスコミ関係者が論理的思考力に問題があるなら、嘆かわしいことです