京都では、町屋を保存しようという行政の意向があるのですが
実際には、私有財産である町屋を買い取る意思は無く
ただ、行政の命令で建物を保存させようとするだけなので
逆に、さっさと売却したり、解体する人が増えているのだそうです

私は、ネットに出ていた記事を見ただけですから
実情は、分かりませんが
この様な事態は十分想像できます

私の旧友の家の敷地内には、樹齢500年の楠が生えていました
茅ヶ崎市の天然記念物になっていたのですが
市からの補助金は微々たるもので
枯れ葉の処理費用にすら足りませんでした
ご近所からはクレームが来るし
すでに、保存のために、多額の費用を費やしてきました
彼は、やむなく、この楠を伐採してしまったのです
そして、全国ニュースになってしまいました

行政は、安易に保存を要請しますが
その場合、買い取るのが原則であるべきです
買い取れないのであれば、保存に擁する費用を負担したり
固定資産背や相続税を免除すべきでしょう

実際には、地方自治体の予算は限られており
文化財や天然記念物を買い取る余裕は無いのが普通です
そうであれば、文化財や天然記念物の保存は諦めるべきです

京都から町屋が無くなれば、京都の魅力は損なわれます
京都に限らず、文化財や天然記念物は
その土地の魅力を形成している大事な要素です
行政にしてみれば、保存したい気持ちは山々でしょう
しかし、文化財や天然記念物が失われるのは
行政による課税や開発が、最大の原因でもあるのです
この点こそ、反省すべきでしょう