家庭学習という言葉があります
家で学校の勉強をすることと考える人がほとんでしょう
しかしながら、学校でしていることを
わざわざ、家に帰ってからもやる必要があるでしょうか?

家には、家で学ぶべきことがあるはずです
特に、親が子供に教えたいことがあるはずです
私は、ほとんど、それができなかったことが、今でも残念です

私が、家で子供達に教えたかったことの一つは

「お金の使い方」

です

私は、親からも教師からも、お金の使い方は習いませんでした
まして、お金の儲け方など、まったく習いませんでした
これで、どうやって生きていけというのでしょう?
大人達は無責任です

当時の大人達の考えていたことは
勉強して良い大学に入り
そこを卒業して、良い就職先に入ることができれば
あとは一生安泰だということでしょう
だから

「勉強さえしていればいい」

という考え方だったのです
今でも、親や教師の主流は、この考え方でしょう

私は、二十歳にして、学歴社会に背を向けてしまいました
そして、三十四歳の時に、サラリーマンを辞めてしまいました
自力で生きていく方法は
自分で考えるしかありませんでした

当時、私は邱永漢氏の本が、唯一の指南書でした
邱氏からは、多くのことを学びました
それを、書けばきりがありません
そこで一つだけ、子供のお小遣いについて
邱氏の本に書いてあったことを、ここに書こうと思います

邱さんは中学校に入ると、寮生活になりました
邱さんの親は、一年分の生活費をまとめて邱さんに渡したそうです
邱さんは、1年分の出費の計算をしないと、生活が行き詰まるわけですから
お金について、いつも真剣に考えなければなりませんでした

私は、このことが
後年、邱永漢氏を高名な経済評論家にしたと思います

私は、子供達には、1ヶ月単位でお小遣いを渡しています
きわめて一般的だと思います
しかしこれでは、サラリーマンにはなれても
将来、経営者になるための金銭感覚は備わらないと思います
大学生になったら、せめて半年分くらいは
まとめて渡した方が良いかもしれません・・・

いつも、お金の使い途について考えていることは
そして、安易に使ってしまうことにブレーキを掛ける癖を付けることは
最高の金銭教育であると思います
その反対に、必要に応じて、その都度お金を渡すのは
お金の使い途について考える機会を与えないため
最悪の金銭教育になると思います

正しい金銭教育をしておかないと
浪費家になるか、ドケチになるかの、どちらかでしょう
いずれにしろ、お金を上手に使えない人生ですから、不幸です
子供の将来の幸せを考えたら、金銭教育は必要です
ただし、どんな教育がいいのか、世間には、まだ定説が無いようです・・・