ノーベル化学賞受賞者の
下村脩博士が亡くなりました
90歳ということですから、私の父と同い歳です
十代のど真ん中を戦争の時代として過ごした人です

私の父は、日本の敗戦と同時に大学をやめ
戦後は、ずつと農業をしていました
父の本音は農業を継ぐことではありませんでした
家が貧しかったことと、日本が戦争に負けたことが
父の向学心を奪ったのです

下村博士も、おそらく、大変なご苦労をされたことでしょう
しかし、どんな苦労にもめげず、偉大な研究成果を挙げ
世界の医学や生物学に大きな貢献をしています

STAP細胞の騒ぎの時
細胞が光るとか光らないとかいう話が出た時
たぶん、下村博士の研究と関係があるのだろうと思いましたが
ついに、そうした解説には出合いませんでした
どうだったのでしょう?

私は、博士がノーベル賞を受賞する少し前に
新聞記事で、博士の業績を知ったように記憶しています
おそらく、その記事を書いた新聞記者は
博士の将来のノーベル賞受賞を予想していたのでしょう

私はそれまで
下村博士のことは、まったく知りませんでした
個人的な記憶として
高校生の時に、夏休みの自由研究として
発行バクテリアの研究をしたことを想い出しました

私のやった実験は
魚屋からイカを買ってきて、それを茶箪笥に入れておき
翌日見ると
表面に青白く光る部分が現れるというものでしした
姉からもらった生物の参考書に出ていた実験でしたが
首尾良く成功しました
生物の先生もほめてくれました

たったそれだけのことですが
同じ研究をした同級生はいませんでしたし
教科書には、そうしたテーマの項目はありませんでした
私は、ただ、生物の発光現象に興味があっただけです
その点だけが、少年の日の下村博士と共通でした

そんなわけで、博士の受賞は
個人的に、ちょっぴり嬉しかったのです

下村脩博士のご冥福を心よりお祈り致します
深い尊敬の念をこめて・・・