日本人の畜犬の歴史は古く
ひょっとしたら、最初のオオカミからずっと続いていて
柴犬だけでも、分かっている範囲で、一万数千年の歴史があります

そこで、驚くのは

”日本人が積極的な犬の品種改良をしなかった”

ということです

縄文柴は、現代の柴犬よりは
オオカミに近い精悍な顔立ちをしていたようですが
そんなに大きな変化はありません
縄文柴は、現役の猟犬だったわけですから
完全に愛玩犬化した現在の柴犬と若干顔立ちが違うのは当然です

日本人は、犬を犬として、あるがままに愛し
自分達に都合良く品種改良しようという意思が弱かったようです
私は、こういったところに”日本人らしさ”を思います

世界の犬の、千変万化の姿を見るに付け
創意工夫の好きな日本人にしては
犬だけは、変化が少な過ぎるようにさえ見受けられます
日本人は、犬をありのまま、一万年以上、愛し続けたのです

土佐犬などは、明治になって
外国犬を掛け合わせて、できた犬のようです
明治時代には、なんでも西洋が良いという風潮があり
犬の品種にまで、影響したのです

日本の犬の中には
明治になって、亡びてしまった犬種もあります
ちょっと残念な気がします