今川義元が尾張の織田制圧のために
大軍を率いて、尾張侵攻を決めた時
そして、その先陣が自分であると知らされた時
松平元康(徳川家康)は
つくづく自分の運命を嘆いたことでしょう

幼い頃から、悲しい運命に翻弄された徳川家康です
人質として過ごした少年時代は
記憶の底にある織田信長の面影だけを頼りに
日々の苦難に耐えて、生きてきたのです
信長との再会の日を夢見ながら・・・

それが、なんと!
夢にまで見た信長との再会シーンは
敵味方に分かれた戦場となってしまうのです
しかも、おそらく、生きて帰ることは難しい・・・
仮に自分が生きて帰れるとしたら、味方の圧倒的な勝利であり
それは即ち、信長の死を意味するのだ

松平元康は覚悟を決めました

それなら、それでいい
信長様の前で、あの三河の人質が
立派な若武者になったことを、お見せしよう!

死を覚悟した18才の松平元康は
鬼神のごとき若き荒武者になっていたのです