新聞で”ひきこもり”の記事を見ました
私も若い時は”ひきこもり”でした
自宅浪人を2年間した後
大学受験を諦め”ひきこもり”になってしまったのです

ただし、当時は”ひきこもり”という言葉はありません
そんなことをしていたのは、私だけでした
同級生に会うのも気が進みませんでした
私は、孤独の時間を、日々の空しさに耐えて生きていました

やがて、私のことを心配してくれる知人がいて
声を掛けてくれました
その人の会社で、私はアルバイトを始めたのでした

アルバイトは肉体労働でした
自宅浪人で弱った私の体には、きついものでした
雇用主は、私に配慮してくれましたが
結局、そこは辞めてしまいました

どうしていいか分からない日々を過ごすうちに
私は

「とにかく就職しよう」

と決意しました

そして、新聞の求人広告を見て
なんとかやれそうな会社に面接に行き、採用されました
今から思えば、半分、騙されたような採用でしたが・・・

25才の時でした
高卒の学歴で、25才になって
私は、初めて、正式のサラリーマンになったのです

その会社も、私は、営業職で採用されたつもりでしたが
実際には、肉体労働もあり、きついものでした
なんとか3年弱我慢して勤めました

その後、知り合いから声をかけられ、転職しましたが
ところがなんと!
入社すぐに、当初の給与の約束を一方的に反古にされました
私は、直ちに、そこを辞めました

募集広告を見て、今度こそ確かだと思われる会社を探しました
そうして試験と面接を受け、採用されたのが”三井のリハウス”でした
私が入社したのは、当時の三井不動産販売の直営子会社でした
三井倶楽部でクリスマスパーティーをやったりして
とても良い会社に入ったと思いました

結局、7年弱、三井で世話になり
34才の時、リハウスを辞めて、独立しました
それから、現在に至っています

思い起こせば、どの職場でも、そこで働く人々は親切でした
新人の私に、気を遣い、仕事を教えてくれました
からかわれたこともありましたが、悪意を感じたことは一度もありません
なんとか、これで、世間を歩けるようになり、結婚もできました
今、振り返ると、感謝の念でいっぱいになります