本日の産経新聞に
論説委員・関厚夫氏の論考があります

本能寺の変に際し
織田信長が発した有名な言葉

「是非に及ばず」

を論考したものです

結論を先に言えば
私は関氏とまったく同意見です

実は、私もこの問題について、考えたことがあります
以前に、このブログで本能寺の変を論考した時
この言葉の意味が気になったからです

やがて「葉隠」の中に同じ言葉を発見し
そこで使われている意味は

「言語道断」、「話にならん」、「けしからん」

というものでした

葉隠は、本能寺の変から半世紀以上経て成立していますが
武士が使う言葉としては
「是非に及ばず」は、一般的なものだったのでしょう
その意味も、だいたい、こんな感じだったのだろうと
私は、考えました

「是非に及ばず」を「やむをえぬ」と解釈し
いかにも運命を達観した織田信長像を描くドラマもありますが
それは、歴史の結果を知っている後世の人間の発想です

織田信長は、姉川の戦いの時も
浅井長政の裏切りを知らされて
やはり「是非に及ばず」と言っています

あの時は、直ちに逃走し
やがて体勢を立て直し、見事、逆転しています

「やむをえぬ」

などと、言うわけが無いのです