いやなことがあっても
一晩寝てしまえば、気持ちは晴れます
その程度のことであれば・・・

ただし、何年経っても、忘れられないこともあります

悲しみは、時が解決すると言っても
いつか忘れられるという意味ではありません
忘れてはならないことの方が多いでしょう

忘れられない、忘れてはならない
悲しみを抱きながら、生きる切なさ、辛さ、やるせなさ・・・
それもまた人生です

人は、人を愛するからこそ
この世に生まれた喜びがあります
しかし、愛する者とは、いつか必ず、別れの時が来ます
その悲しみを抱いて、人は、生きていかなければなりません
悲しみの無い人生とは、人を愛することが無かった人生です
愛すればこそ、悲しみはあるのです

人の世に生まれた喜びも悲しみも
愛という契機があるからこそ生じます
愛とは、なんと悩ましいことでしょう!

人の悩みは、究極的には、すべて愛に通じているのかもしれません

直接的な愛だけではなく
愛の可能性にも、人は悩んでしまいます
女性が、デートの前に、その日の装いを悩むことも
愛がもたらす、あるいは、愛の予感がもたらす、悩みでしょう

愛とは、なんと罪深いものでしょう!

震災で愛する家族を失い
今も心の痛みを持ち続ける人のことを
新聞記事で読みながら
愛と悲しみについて、考え込んでしまいました・・・