自動運転車の時代になると
自動車の主流は、電気自動車になるでしょう
電気モーターは、内燃機関に比べて、はるかに精密な制御が可能だからです
自動焦点カメラのピントも、電気モーターの回転で合わせるのですから・・・

自動車技術の中に

”パワー・ウエイト・レシオ”

なるものがあります

馬力と重量の比率です

なぜこの比率が重要かというと
エンジンの馬力が大きくても、
車重が重いと、クルマは俊敏に走らないからです

パワー・ウエイト・レシオの数値が大きいほど
すなわち、パワーが大きく、重量が軽いほど
クルマは俊敏に走るのです

スポーツカーでは、極めて重要な数字です
レーシングカーでは、決定的な意味を持ちます
レーシングカーの開発では
いかにエンジンパワーを上げ、車重を下げるかの競争です

パワー・ウエイト・レシオはエンジン単体の重量に対しても使われます
エンジンの重さ自体が大きければ
それを支える車体も重くなってしまうからです
レーシングカー用のエンジンは、エンジン自体を軽く作る必要があります

自動車が電気自動車になりますと
パワー競争の意味が小さくなります
電気モーターのパワーアップは簡単だからです

ガソリンエンジンで問題になる燃費競争も重要では無くなります
電気モーターのエネルギー効率はとても良いからです

ならば、電気自動車では、何が重要になるでしょうか?

”キャパシティー・ウエイト・レシオ”

です

蓄電容量と蓄電池の重量の比率です

今後の課題は、より多くの電気を、より軽い電池に蓄電する技術の開発です
パワーに問題の無い電気自動車ではありますが
現状は、航続距離に問題があります
すなわち、蓄電池の容量が十分ではないため、長い距離が走れないのです
今より軽い電池に、今よりより多くの電気が蓄電できなければならないのです