丸の内まで出て
「プラド美術館展」
を観てきました
場所は「三菱一号館美術館」です
この素敵な美術館は以前にも訪れたことがあります
この建物を維持、活用している関係者の皆さんに敬意を捧げます
それ自体が、とても素晴らしい文化事業です
私は「プラド美術館展」は、何が何でも観たい理由がありました
その理由とは、スペインの三大画家と言われる
エル・グレコ、ゴヤ、ベラスケス・・・のうち
私は、ベラスケスだけは、一度も観たことが無かったからです
目的は、ベラスケスを観ることでした
結論から言うと
ベラスケスの作品は、小品の肖像画が1枚あっただけで
ちょっと残念でした
この作品一つからベラスケスを論じられるほど
私には、教養も鑑賞眼もありません
ただし、たった一つ観ただけですが、感じの良い作品であり
ベラスケスの才能とセンスの良さは感じました
17世紀から18世紀にかけてのスペインの絵画を見ますと
強い”物”への執着を見せつけられます
それは、美への執着というより
”物”の本質に迫ろうとする、実証的合理的精神
つまり、科学者と共通する精神を感じます
これが近代ヨーロッパの精神なのでしょう
遠近法によって空間をとらえ、
陰影によって立体感を表現するのは、西欧絵画の基本です
これにデリケートな色彩と細密な表現を加えると
なんだか偏執狂的な感じすら受けます
”物”の質感をとらえようという強烈な意志を感じます
現代のハイパーリアリズムに直結する表現です
この傾向は、宗教画にもみられますが、静物画において顕著です
ゴヤの作品を、いくつか観られたのは収穫でした
他の画家の作品と比較すると、ゴヤの特性が良く理解できます
ゴヤは、細密な表現を使わなくとも”物”の質感を表現できます
絵画的表現とは何かということを理解しているのです
それと、もう一つ
従来の画家が、けして選ばなかった題材を作品にしたことです
この二つは、私が思う、ゴヤの作品の二大特徴です
これは、スペイン絵画に限らない傾向だと思われますが
19世紀になると、細密な表現の小品が現れます
題材は、身近な人物像や景色です
現代であれば、写真が対象とする題材です
写真の発明が絵画に与えた影響の大きさを思います
思えば、絵画とは、長い間、写真の変わりをするものだったわけです
ほかに今回初めて、ボスやブリューゲルの作品を観ることもでき
私としては、収穫の大きい美術展でした
「プラド美術館展」
を観てきました
場所は「三菱一号館美術館」です
この素敵な美術館は以前にも訪れたことがあります
この建物を維持、活用している関係者の皆さんに敬意を捧げます
それ自体が、とても素晴らしい文化事業です
私は「プラド美術館展」は、何が何でも観たい理由がありました
その理由とは、スペインの三大画家と言われる
エル・グレコ、ゴヤ、ベラスケス・・・のうち
私は、ベラスケスだけは、一度も観たことが無かったからです
目的は、ベラスケスを観ることでした
結論から言うと
ベラスケスの作品は、小品の肖像画が1枚あっただけで
ちょっと残念でした
この作品一つからベラスケスを論じられるほど
私には、教養も鑑賞眼もありません
ただし、たった一つ観ただけですが、感じの良い作品であり
ベラスケスの才能とセンスの良さは感じました
17世紀から18世紀にかけてのスペインの絵画を見ますと
強い”物”への執着を見せつけられます
それは、美への執着というより
”物”の本質に迫ろうとする、実証的合理的精神
つまり、科学者と共通する精神を感じます
これが近代ヨーロッパの精神なのでしょう
遠近法によって空間をとらえ、
陰影によって立体感を表現するのは、西欧絵画の基本です
これにデリケートな色彩と細密な表現を加えると
なんだか偏執狂的な感じすら受けます
”物”の質感をとらえようという強烈な意志を感じます
現代のハイパーリアリズムに直結する表現です
この傾向は、宗教画にもみられますが、静物画において顕著です
ゴヤの作品を、いくつか観られたのは収穫でした
他の画家の作品と比較すると、ゴヤの特性が良く理解できます
ゴヤは、細密な表現を使わなくとも”物”の質感を表現できます
絵画的表現とは何かということを理解しているのです
それと、もう一つ
従来の画家が、けして選ばなかった題材を作品にしたことです
この二つは、私が思う、ゴヤの作品の二大特徴です
これは、スペイン絵画に限らない傾向だと思われますが
19世紀になると、細密な表現の小品が現れます
題材は、身近な人物像や景色です
現代であれば、写真が対象とする題材です
写真の発明が絵画に与えた影響の大きさを思います
思えば、絵画とは、長い間、写真の変わりをするものだったわけです
ほかに今回初めて、ボスやブリューゲルの作品を観ることもでき
私としては、収穫の大きい美術展でした