杭打ち工程とは何かと言えば
これは、ただ杭を打てば良いというものではなく
マンションであれば、柱の真下に正しく打ち込まなければいけません

従いまして
杭打ち工程は元請けの現場監督が位置を決め
下請けの杭打ち業者が、地面を掘削し、杭を打ち、セメントを流し込むのです

分かりやすく繰り返しますと
杭打ち作業は、下請けがやりますけれど
杭打ち工程は、元請けの現場監督の指揮の下でなければ出来ないのです

都筑区のマンションのように、既成杭を打ち込む場合は
完全に柱の真下の位置に打ち込めるとは限らず
若干ズレてしまうのが普通です
そこで、ズレが許容範囲に収まっているかどうかも
元請けの建設会社が判断しなければなりません

以上
杭打ち現場に元請けの社員がいないということはありえず
いなかっとすれば、とんでもない職責放棄であり、建設業法違反です
杭打ち工程でのデータに偽装があったとすれば
それは、元請けからの指示によるものと推定せざるをえないのです

産経新聞は、当初

「杭打ち作業にいちいち立ち会っていたら現場が回らない」

という、ふざけた匿名のコメントを載せていましたが
これは、全くの嘘です・・・実際は
元請け関係者が杭打ち作業に立ち会わなければ、現場は回らないのです

また、杭打ち工程は、支持層を探査する工程ではありません
杭を打つ時点では、事前の地質調査により
支持層の深さは予想されているのです

ただし、全ての杭の位置を調査するわけではないので
予想とは深さが異なる場合があります
この場合、ただ深く掘って長い杭を打てば良いと言うことではなく
建物の構造計算をやり直す必要が出てきます

軽微な変更で済む場合もありますが
建物の構造計算を根本からやり直す必要に迫られることもあるのです
杭打ち工程は、それほど重要な工程なのです
下請けの作業員に任せるようなことはできません