今日の産経新聞の1面の記事に間違った表現があります

”地盤の強度を測る「電流計」”

とありますが、これは間違いです
どうやら、記者は、支持層センサーのごとき機械があり
その機械の電流の変化で支持層が確認できると考えているようです
そのデータのことを「杭打ちデータ」と考えているのでしょう

残念ながら、間違いです
杭打ち作業で、支持層探知機や地盤強度計みたいなものは使いません
(そんな機械があるかどうか、私は知りませんが・・・)
電流計で地盤の強度を測っているわけではないのです

杭打ち機は、杭を打つために地面を掘り進みます
掘削ドリルの先が支持層である硬い地層に達すると、強い力が必要になるため
杭打ち機のドリルを回すモーターに流れる電流が変化するのです
この電流の変化を記録したものが
現在問題になっている「杭打ちデータ」です

しかし、ここで大事なことは
杭打ち作業で、掘削が支持層に達したことを確認するのは
物理的衝撃や地層のサンプルであり
決め手は、杭打ち職人や現場監督の経験です
電流の変化で支持層到達を確認しているわけではありません

したがって
「杭打ちデータ」なるものは
その保存も提出も、法的義務はありません
データが残っていなくとも、法的な問題は無いのです

そもそも、電流の変化と支持層到達には直接的関係はありません
モーターに流れる電流の変化は
あくまで副次的に発生する傍証なのです