鎌倉の近代美術館に行って来ました
この建物が残されることに決まり、安心しています

若い頃、何かの美術展を観に出掛け、この建物に感動しました
そのことを建築を学ぶ友人に話したところ
有名な建築家の代表作であると教えられました
その建築家は、私の好きなコルビュジエの弟子だそうで
私は、その話を聞いて、なるほどと感心しました

当時、私がまず感動したのは、建物の形状や採光です
そして、その建物の中にいるだけで感じる心地良さです
さらに、建物本体だけではなく
蓮の池に面した庭の佇まいにも感動したのです

建物の中にいて
そのデザインやレイアウトによって心地良さを感じるということは
それまでの私の人生にとって、希有な体験でした
私が、建築というものを、建築設計の重要さというものを
身にしみて思い知った体験だったのです

現在から振り返ると
私のその後の人生にとっても、重要な体験だったと思います
美意識や職業観に重要な影響を受けているからです

目が悪くなってしまった私は
初めてlこの建物を訪れた時のようには、採光に感動しませんでした
私の眼の、採光を捕らえる感覚が、まるで変わってしまったからです
建物の大きさも、以前よりも、少し小さく感じました
蓮池の手入れも、今ひとつの感じです

それでも
この建物の価値は変わりません
関係者の皆様、保存の決定に感謝します
今後、さらなる良好な状態での保存を期待します