父の思い出話から
片山哲や田中角栄のことを調べているうちに
私は、日本の戦後政治という迷宮のなかに迷い込んでしまいました

思えば、日本の戦後政治は
片山哲により、内政の基本が作られ
吉田茂により、外交防衛の基本が作られたのでした

これを「片山吉田体制」と呼んでもいいかもしれません

田中角栄は、吉田茂の側に身を置きながら
片山哲の引いた路線を、さらに発展させていきました
戦後政治とは、片山哲と吉田茂の引いた路線を
その間を遊泳した、田中角栄が発展させたものだったとも言えそうです

1980年代半ば
ちょうど田中角栄が政界での影響力を失った頃
片山と吉田が引いた路線は、修正または変更をすべき時期に来ていました

公共事業や公益団体、社会福祉経費が公共予算を圧迫し
そのまま放置すれば、国家予算が破綻する危険が予想されるようになりました
外交も、それまでの米ソ冷戦構造は終焉し
新しい国防と外交の基軸を模索しなければならない時期に来ていました

この時期に田中角栄が倒れたのは、ある意味で象徴的なことでした

あれから四半世紀以上
知恵の無い役人と政治家は、外交国防の新機軸を打ち出すこともできず
財政の危機は、増税に頼るのみで
消費税などという愚かしい税制を導入し、国家財政を破綻の危機に陥らせています
日本の国力を落とし、活力を奪い、若者の夢を奪ってしまいました