何日か前の新聞に

「東電に4900万円賠償命令」

という記事が出ていました

福島原発の事故で避難中の女性が自殺したのは
東京電力の責任であると
遺族の訴えに対し、福島地裁が下した判決です

遺族の気持ちは分かります
しかし、避難生活を強要し、生活の前途が見えなくしているのは
政府であって、東京電力ではありません

原子力発電所の事故にしても
津波が原因なのであり、東京電力の責任ではありません

東電が津波を想定していなかったという批判は当たりません
建物というものは、施主の勝手にはできないのです
法律はもとより、行政からの様々な指導のもとに建てられています

合法的な建物が崩壊した場合
施主の発見できない手抜き工事があったか
建築当時には知ることのできない問題があったかです
特に、天変地異や戦争、テロなどは
施主の責任を追及することができませんから
損害が他者に及んでも、通常は、施主は免責になるのです

福島原発に関しては
政府ばかりか国際機関も査察をしているわけです
福島原発の事故の責任者は政府でありIAEAなのです

法律を守り、政府の指導を守っても
事故が起きたら建築主や所有者の責任であるというなら
法律を守ることに意味はありません
そんな法律に、どんな意味があるのでしょうか?