物忘れがひどくなっています

加齢とともに、物忘れは当たり前の現象として
あまり気に病まないことにしています
それでも、時々、とてつもなく苛立たしい気分になります
自分自身に対して、腹が立つのです

家を出て、事務所に向かう時
新聞や手紙などを持ってでます
ところが、どこかで、何かの拍子にそれを置いたとします
すると、置いた場所は勿論、置いたこと自体を忘れてしまうのです

新聞を亡くすのはいいのですが
大事な手紙を亡くしてしまったら、大変です
突然慌てて、途方にくれることもあるのです
幸い、事務所と自宅が隣接しているため、大事には至りませんが・・・

むかしのことは、いつまでも憶えていて
親しい人には同じ話を何度も何度も聞かせているのに
最近のことは、すぐに忘れてしまい
特に、自分のしていることなのに、忘れてしまうのです

それでも、救いといえば
死後や私生活における、重要事項は忘れることがありません
はっきり言って、どうでもいいことを忘れるのです

加齢とともに、物事の優先順位を能が判断して
優先事項の劣るものは、さっさと忘却の彼方に捨て去ってしまうようです
これはこれで、優れた脳の機能ではないでしょうか?

加齢によって、人が賢くなるのは
子供や若者とは違い、忘却の能力にあるのかもしれません

情報の洪水の中で、情報を選別する能力は
情報を記憶する能力よりも、はるかに重要です
選別するためには、不要なものを排除、すなわち忘却することが大切です

歳とともに、若い時を基準とした能力の衰えばかりが意識されます
でも、本当は、若い時にはできなかったこと
やろうとしても、できなかったこと
たとえば、つまらないことはさっさと忘れてしまうことなど
実は、大事な能力を身に付けつつあると考えるべきかもしれません