私は社長さんです
事務所で、机を前に座っているだけなのに
毎日、お客さんが来ます

でも、向こうから来るお客さんは
商店に来るお客さんとは違い
私から商品やサービスを買うお客さんではなく
私に商品やサービスを売りに来るお客さんです

彼らから見れば
私こそ、彼らのお客さんなのです

サービス業というものは
自分から足を運び
自分の持っている商品やサービスを売り込まなければなりません

商売として商品を買う場合は
その商品は、再び、商品として、買った側が売る立場になります
サービスもまた、本質的には同じことなのかもしれませんが
実際は、お客様へのサービスとは
直接には関係ないものも多いのです

たとえば金融
私が、どの金融機関から
どんな金利でいくらお金を借りたかということは
私のマンションに住む入居者へのサービスとは、まったく関係ありません

私が、マンションのペンキを塗り替えたり
監視カメラを高性能なものに入れ替えたり
セキュリティーシステムをハイレベルなものに変えて防犯性を高めたりすれば
それは入居者へのサービスに直結します

経営者が、サービス業務に支払う経費は
顧客のへのサービスに直結するものと、そうでないものがあるわけです

サービス業者が支払う側に回るサービスのうち
顧客に直接影響がないサービスは、何のためにあるのでしょうか?

その答えは

「サービス業の従業員や経営者が楽をするため」

なのです

なぜ、楽をする必要があるのでしょうか?

その答えは

「得意分野の本業にエネルギーを集中するため」

なのです

サービス業者は、専門性を高め
社会分業による生産性の向上を進め続ける宿命にあるからです