科学は、独立した学問として成立しています
自然科学は、多方面の独立分野を包含しつつ、壮大な体系を築き上げています
分子生物学の発展は、医学から物理学までを一直線に結んでいます

科学は、不動の、人類の知の体系となりました

しかし、そこでもなお、未解明の問題は無限にあり
定説への異論も消えることはありません
科学は、けして、完結した体系ではありません

科学は、真理の探究という側面を持つものの
実際には、真理として評価されているのではありません
科学技術となり、人類の欲望や夢を実現する手段として、人々から評価されているのです

ここに、社会における科学の位置付けがあります
学者の中のは、科学に実用性を求めるべきではないと主張する者がいます
日本では、ノーベル賞の受賞者などに、そうした主張をする人がいます

実に愚かな主張というしかありません
技術の裏付け無くして、現代の科学は成立しません
自分自身が実用技術の手助けを借りながら
そのことへの感謝の気持ちを持たず
自分自身の理論面の国際評価だけに満足と自尊心を持つのです

まして、自分の研究予算や給与が
国民の納税した税金によって賄われているという意識がありません
こうした視野の狭い研究者が、科学への誤解を広めるのです

科学が真理の探究だと考えるから
実用を離れた科学的知識の探求に正義を感じてしまうのです

科学といえども、人間が創り上げた学問です
完璧などということはありません
実験や観測が厳密であれば、高い実用性があるということなのです
理論の正しさではなく、長い歴史を経た実用性の高さによって
科学技術は大衆の支持を得たのです