自由が平等をもたらすことについて
もう一つ、科学技術の発達の歴史的役割があります

人類が重い肉体労働を強いられていた時代は
どうしても、力の強い者が有利でした

ところが、科学技術の発達により、力仕事が機械に置き換えられるようになると
体力があるということが、絶対的な優位とはならなくなりました
現代人に求められるのは、物理的な体力ではなく
実務に支障を起こさないための心身の健康です

科学技術の発達は
科学者や技術者、企業家・・・らの自由な発想によるものです
けして国家権力の強制によって発達したものではありません

共産主義国は、自由主義国の科学技術を盗むことで
かろうじて、科学技術の水準を維持していました

旧ソ連は、自動車も冷蔵庫も、原爆や水爆も作ることができました
ミサイルも、宇宙ロケットも、人工衛星も作りました
しかしCDラジカセを作ることはできませんでした
模倣には限度があるのです・・・自由には勝てません

ここで科学技術とは何かということを考えてみましょう

科学を

”自然の真理を探究すること”

と、考える人は多いでしょう・・・私は、その様には考えません

科学は

”人間的共通性を探求する学問であり文化”

なのだと考えます

その簡単な例が数学です
数学の答えは、王様が解いても乞食が解いても、同じなのです
科学の言語として、数学が重用されるのは
数学的厳密さは、人種や宗教の違いを超えて、人類共通だからです

科学的厳密さは、人間的共通性の探求の中で生まれたのです