土地の私有制は、今では当たり前の制度ですが
歴史的には、土地は誰のものでもない
すなわち、実行支配した者の所有物
つまるところ、その土地で一番強い者の所有物だったのです
野生動物のテリトリーと同じです

土地は、自分で占有し、自分で守るしかなく
結局、弱い者は、自分の土地を持つことはできませんでした

日本でも、土地と人民は「公地公民」とされ
土地は公有地であり、そこに住む住民は権力者の奴隷でした
それを、幕府や将軍への忠誠と引き換えに所有することを許されたのが封建制です
少なくとも、日本の封建制は、そのようなものでした

土地の私有制を否定することは
土地の権利を、人類が封建制を持つ以前の
古代の王制に戻すか、野生動物のテリトリーのごときものにすることを意味します

共産主義とは、まさにこのような制度です

土地の私有制を否定する共産主義社会では、表向きの平等とは別に
独裁者である共産党幹部には、豪華な別荘をはじめ
一般労働者とは隔絶した贅沢が与えられました

今の北朝鮮には、そうした共産主義の遺産がよく残されています
国民が飢餓線上にあっても、最高権力者と、それに連なる人々は贅沢が許されるのです
現代の王制と言っていいかもしれません・・・金王朝です
国民は奴隷状態に置かれています

政治制度が、土地の権利を否定したり、弱めたりすると
確実に、民衆は自由を失います
最高権力者と、それに連なる人々が特権階級となり
苦しむ民衆を尻目に、自分達だけは安楽と贅沢をむさぼることになるのです