土地の権利が所有権として認められると
人々は安心し働くことが出来るようになりました
当然ながら食糧生産も増えたし、安心して暮らせるようになりました

何よりも嬉しかったことは、奴隷状態から解放されたことでした
自由を得た喜びは、何にも代えがたいものだったのです
武士達は、そこに、命に代えても守りたい価値観を見出したのです

土地の権利が確立されていない状況では
働く者達は、所詮、奴隷なのです
いつ追い出されるか分らない土地で働くということは、奴隷労働を意味します
権力者の言うことを聞かなければ、追い出されてしまうのですから

土地の所有権が確立した時
人々は、初めて”自由”の持つ意味を実感しました
おそらく、人間的な自由というものを
人類は、それまで、意識したことが無かったかもしれないのです

いつも死の恐怖に怯えながら生きている野生動物の様な生存状況では
人は”自由”について感じることも考えることもできなかったでしょう
死の恐怖から解放された時、人類は、はじめて”自由”の意味を知ったのです
こうして”自由”という概念が、人類にもたらされたのです

人類社会における封建制の確立というものは
日本において武士達が、西洋において騎士達が
”自由”の意味と”自由”を持つ喜びと誇りを
そして、それを守る意義を・・・知る契機となったのです