自分の心が、自分でもよく分らなくなることがあります
とりわけ、人との関わりにおいて・・・
自分が相手に何をすべきなのか、何を期待できるのか
これが、どうも、よく分らなくなります

私は日頃から、あまり人に期待しないようにしています
ただしそれは、仕事以外のことです
仕事は、それこそ、確実な実行を期待します
当たり前ですが、期待を裏切られることは滅多にありません
相手ができることを、ちゃんと、お金を払って頼んでいるわけですから

私の生活は、家族との関係を除けば、大体、仕事関係ですから
日常、人から裏切られるという経験は、あまりありません

家庭にあっては、子供達が期待を裏切るということはあるかもしれません
私は、子供達に過剰な期待は抱かないようにしていますから
期待を裏切られても、大きなショックは受けません
しかし、簡単な約束事も守れない時は、いささか気にかかります
こんなことで、将来、ちゃんとやっていかれるのか?・・・と

私が子供達に期待することは、突き詰めれば二つです
成人して社会の中で仕事ができ、経済的に独立すること
それから、結婚して、子供を育てられること・・・だけです

約束を守ること、嘘をつかないこと、人と常識的な関係を持てること
この三つが、私の子育ての基本です

私は、ビジネスマンの観点から、子育てをしていることになります
ビジネスというと、世間では、とかく金儲けのことだと考えられています
外から見れば、確かに、その通りなのですが
仕事をしている者の実感としては

「ビジネスとは約束を守ること」

です

私がビジネスを苦にしないのは
ビジネスの世界では約束が守られることが普通で
めったに契約違反がないからです

お金がからむ契約行為というものは、人の心を強く拘束するものらしいのです
特に、大きい会社ほど、お金持ちほど、その傾向が強いのです
テレビドラマなどでは、大企業や金持ちは悪人として描かれることが多いのですが
現実は、その反対です・・・あくまで一般論として

もちろん、大企業だから、お金持ちだから、安心してよいというわけではありません
大企業が怖いのは、組織全体がおかしな方向に進み始めた時です
個々の社員は真面目な人が多くても、組織全体の動きに抗することは難しいからです

同じことは役所や官庁などにも言えます
個々のお役人は、そんなに悪い人はいないのですが
組織としては、どうにも困った方向に進んでしまうことがあります

私は、恋愛感情や友情というものを、あまり信用しません
悲しいことですが、これまた、人生経験から得た実感です
お金が絡まない人間関係は、意外にもろく、約束が守られないことも多いものです
また、お金がからんだら、それはそれで、感情的に面白くないことも起きます

親戚関係についても、これは言えます
親戚付き合いは、常識と慣例に支配されますから、時とともに変わります
人によって、微妙に、考え方も違います
明瞭なビジネス関係と比べると、いろいろ、気を使わなければなりません