産経新聞の本日に記事です

「津波で無事だった娘たちのひな人形を、後になって行政に壊された。悔しさは忘れられない」
仙台市沿岸部の荒浜地区に自宅があった住宅建設業、根元文夫さん(63)は今も割り切れない思いでいる
自宅は2階建ての2階部分の半分が内陸へ900メートルほど流された。
大阪の長女宅に避難していた平成23年4月初め、無断で市側に解体、撤去された。
婚約指輪や和ダンス、和服、ステレオ・・・。
根元さんは弁護士に相談し、損害額を71点で824万円と見積もって市へ賠償を求めた。

この記事を読んで、皆さん、どうお考えでしょう?

私は、こんな身勝手な主張をする人が被災者の中にいるとは、あきれてものが言えません!

そもそも、津波で900メートルも流された家屋の一部に
71点824万円分の財産が無事に残っていたと本気で考えているのでしょうか?
本当にあったのなら、婚約指輪くらいは、自分で持って来ることはできたはずです

自宅の一部が他人の土地に流れ着いたまま何もせずに大阪に行き
市が解体撤去した後で

「あの家の残骸には824万円分の財産があったんだ」

と、主張したところで
誰が本気で相手をしてくれるのでしょう?
そんな要求を焚き付ける弁護士もいるわけですが
なんだかアメリカの弁護士の話を聞いているような感じです
日本人も変わりました

しかし、産経の記者が根元さんに無批判に同情的な記事を書いているのは承服しかねます
せっかく取材に応じてくれたのだから、悪くは書けないということなら
この記者と新聞社の見識を疑います

こんな主張を認めたら
大災害が起きても、行政は現場に立ち入ることすらできなくなります
本人は、弁護士に煽られた欲深な人間ということだけですが
社会的な影響と、世間の被災者への同情が消えることへの懸念は無いのでしょうか?

被災者は確かに同情にあたいします
根元さんに対しても、こんな愚かしい要求さえしなければ
私は、同情を禁じ得ません
しかし、被災者の立場を逆利用して、強欲な主張をすることには
人間の醜さを見せつけられる思いしか抱けません