今日は、上野の西洋美術館に行って、コルビュジエの展覧会を観てきました

西洋美術館自体がコルビュジエの作品ですから
これはなんとも、コルビュジェ尽くしとでもいう状況です
コルビュジェの建物は、デザインも素晴らしいのですけれど
中に入ってみると、なんともいえない快適さがあります
そこが建築家としてのコルビュジエの素晴らしさです

面白いことに
これほど機能主義を追求した建築家でありながら
コルビュジエ自身は、自分のことを画家だと考えていたらしいのです
画家としての才能もなかなかのものです
レジェやピカソとの交流もあります
さらに、たんなる作家にとどまらず
まだ無名だった作家を世に送り出すこともしています

コルビュジエは総合芸術、あるいは芸術の総合を提唱していました
建築家や画家や彫刻家が、それぞれの専門領域にとどまるのではなく
協力して、綜合的に美と空間を造り出すことを提唱していたわけです
そして、自分自身が、建築家であり、画家であり、彫刻家であったのです

ばらばらになった芸術を、一つのまとまった総合芸術とする
これがコルビュジエの主張であり
彼自身が、その実践者でした

私自身が、思想的には、建築プランナーとして、コルビュジエの弟子なのです
機能主義でありながら、機能を追求しつつ、美を表現したいのです
建築にとって、機能は最重要要素です・・・そして”美”もまた、重要な機能なのです

建物は、それ自体が高価なものであり財産です・・・美しくなくてはならないのです
それに、建物は不特定多数の人々の目にとまり、街の景観を形成します
私有財産であっても、公共財の性格があるのです
その意味でも”美”は重要なのです