川上哲治氏が亡くなりました

私達の世代の者にとって、氏は

”川上監督”

です

巨人の全盛期
王、長嶋をはじめとする名選手の上に
圧倒的な存在感をもって君臨していた名監督です

子供心に、怖そうな人だなという印象を持っていました

私が氏に意外な印象を持ったのは
監督を引退されてから、テレビに出演してお話をしていた時です

おだやかに話す、その話し方が、とても優しい感じがして意外でした
それだけでしたら、現役をはなれて、人柄も丸くなったということで説明できます
私が感銘をうけたのは、氏の話の内容でした

「少年野球では変化球を禁止した方がよい」

氏は自身の腕を見せながら
少年時代からカーブを投げ続けたため、肘が伸びなくなったと話していました
カーブボールを投げるためには、肘に大きな負担がかかるからです
後年、打撃の神様と称された氏は、少年時代は投手だったようです

巨人軍の監督を辞めてから
氏は、少年野球の指導を行っていました
それは、引退後の余興や名誉職ではなく、真剣なものであったのです
氏が望んでいたのは、少年達の、野球を通じての、健全な心身の成長でした

スポーツ指導者の中には、勝利至上主義に犯され
少年少女の心身の健全な発達という本来の目的を忘れてしまう人が多い中で
川上監督は、少年スポーツの指導者としても、優れた人だっわけです

川上監督は、3年先をゆく野球と呼ばれた先進のプレースタイルを追求し
そのことで、前人未到の日本シリーズ9連覇を達成しました
少年野球の指導者としても、先進の人でした