藤圭子さんが亡くなりました
自殺とも言われています

藤圭子さんは、若い人には
宇多田ヒカルさんのお母さんとして知られています
しかし私達から上の世代にとっては
宇多田ヒカルこそ、藤圭子の娘なのです

私は書店の中で
宇多田ヒカルの歌が流れるのを、初めて聞いた時
なんだか、ゾクゾクするような、不思議な感覚を覚えました

「藤圭子の声だ!」

そう、心の中で、叫びました

藤圭子が、こんな歌を与えられていたら
どんなに素晴らしい歌手になっていただろうか?
ポップな歌を”女性の肉声”そのもののような藤圭子の声で歌われたら
日本的でありながら現代的でもあり、しかも情感に訴える
素晴らしい流行歌ができたのではないでしょうか?

藤圭子は、私より少し上の世代です
私は芸能界が彼女に与えたイメージに、いつも違和感を感じていました
才能あふれる歌手を、なぜ、あんなイメージの中に押し込めておくのだろう?・・・と

森進一は
若い才能ある作詞者や作曲者の歌で
イメージチェンジを図り、成功しました
美空ひばりも、そうです

才能ある一流歌手は、過去のイメージを変えても、十分通用するのです
藤圭子は、まさしく、才能ある一流歌手だったのですから・・・

私は、宇多田ヒカルの存在を
藤圭子の、日本の芸能界へのリベンジだとさえ感じていました
娘の活躍を通して、自身を生かすことのできなかった日本の芸能界を
藤圭子が、見返している様に感じたのです