難しいことを言う人は頭のいい人だという誤解があります
でも、私に言わせれば、そういう人は、どちらかと言うと、頭の悪い人です

例えが汚くて申し訳ありませんが
胃腸の悪い人が、食べたものを上手く消化できず、そのまま出て来てしまうように
難しい言葉を使う人は、そのことを正しく理解できていない場合が多いのです

日本の知識人の伝統として
難しい言葉や外来語を多用する傾向があります
私の見るところ、これは仏教伝来以来の伝統です

未だに、日本のお寺では、日本語訳をしないお教を読んでいます
坊さんの解説がなければ、何を言っているのか分りません
しかし、人々は一応、お教を有り難く拝聴するふりをしています
本当は、意味を知りたいとも思わないらしいのです
あまり関心がないのですね

仏教界は、僧侶の権威を守るため
民衆にお教の意味を教えず、ひたすら有り難がらせることを伝統としました
死者の霊を冥土に旅出させるための言葉が、外国語であるというのも
思えば、奇妙なことです

自分が分らない言葉で、あの世への道筋を示されたところで
霊達は、本当にあの世に辿りつけるのでしょうか?
そんな疑問を、多くの人は、思いもしないのです
おそらく、人々は、お教も僧侶も信じていないのでしょう

死後の世界のことは、どんなに考えても分りません
どうせ分らないことなのだから、分らない言葉で唱えられた方が抵抗がないわけです
お教が、千年以上も翻訳されること無く、現代まで続いている合理的根拠でしょう
葬式が終わってしまえば、もう用はないからです

お教はそれでいいのですが
実用の世界で、これをやられては困ります
現実には、無内容なくせに権威を守りたい人達が
仏教界の手法を援用しています・・・困ったものです

難しい言葉や外来語を多用し、人に分るような解説を出来ない人は
馬鹿で不誠実な人ですから、あまり信用しないようにすることが肝心です