大部分の庶民は、いつの時代も、お金持ちになれません
これは、経済原則からいって、やむを得ないことです
誰かが陰謀をして庶民をいじめているわけではありません

卵は物価の優等生だと言われたことがあります
卵は、昔は貴重品でした
誰もが気安く食べられる食品ではなかったのです
ところが、収入が増えても、卵が値上がりしませんから
庶民でも、毎日のように、卵が食べられるようになったのです

庶民の収入が2倍になっても、卵の値段も2倍になってしまったら
庶民の生活は豊かになりません
米や卵が値上がらないから、収入が増えれば、生活が豊かになるのです

ところが、卵を生産している農家は豊かになりません
人々の収入が増えても、自分達の収入が増えないからです
生き残るのは、卵の生産を拡大できた農家です
それ以外の農家は廃業するしかありません

卵生産をしていた庶民的な農家は豊かになれませんでした
従来とは違うやり方で事業を拡大できた人だけが生き残ったのです

同じものを作るにも、いつも創意工夫をしていなければ
成長経済の下では生き残れないのです
同じ様な商売や仕事のやり方を続けながら
なんとなく貧しくなっていくのが庶民なのです

昨日と同じように今日があり
今日と同じような明日があると考えて
同じ様なやりかたで商売を続けても
必ず、少しづつ、貧しくなっていくのです

昨日と違う今日があり
今日出来なかったことは、明日は実現しようと考えることが
時代に置いてきぼりを食わず
確実に豊かになっていく道なのです

けして、一足飛びに未来を目指す必要はありません
そもそも、そんなことは不可能だと思います
日々の商売の中で、必ず、改良点はあるはずです
そこを地道に、諦めず、小さな改良でもいいですから、続けることが
明日の豊かさをもたらすのです