昨日

「こわかった地震津波」・関東大震災を体験した宇佐美小学校全児童の作文集
・伊東市立図書館発行

を読み終わりました

この作文集は、その性格から、同じ内容が頻繁に出てきます
続けて読むと、同じところを繰り返し読んでいるような錯覚に陥ります
そんなわけで、ほぼ毎日、少しづつ読みました

同じ内容が繰り返される作文集ですが
私にとっては、楽しい読書でもありました

タイムマシンに乗って
関東大震災直後の小学生に会い
一人一人をインタビューしている気分になったからです

当然ながら低学年の生徒の作文は短く、内容は簡単です
高等科2年(現在の中学2年に相当)ともなれば、内容は詳細です
しかし、どの作文も、内容は一致しています

地震と同時に地鳴りがしたこと
正午に近い時刻であったこと
立っていられないほどの強い揺れであったこと
石垣が崩れ、瓦屋根が落ちたこと
すぐに津波がきたこと
多くの人が竹藪に逃げたこと
そこで二晩以上野宿した人もいたこと
たびたび余震があったこと
被災者におむすびが配られたこと
最初の夜は眠れなかったこと
津波で、海に近い家は流されたこと
夜は月が出て明るかったこと
翌日の太陽が不気味な赤い色をしていたこと
さらに
津波は3回か4回来て、2回目が大きかったこと
大きな引き波の後、大きな津波が来たこと

私が生まれた当時の家は
関東大震災で倒れたのを引き起こしたものだと聞いています
そして、大人達は、地震の時は竹藪に逃げろ、瓦屋根は危険だと言っていました
津波の影響の無かった我が家の辺りでも
竹藪の安全性と瓦屋根の危険性は認知されていたようです
竹藪は、地割れの危険が少ないということのようです

私の子供の頃は瓦屋根の家は少なかったのです
それが昭和40年代の半ば以降新築した家は、ほとんどが瓦屋根です
今思えば、家を新築した一家の主は、関東大震災を知らない世代です

寺田寅彦の名言

「天災は忘れた頃にやって来る」

を、噛みしめる思いです