暖かくなると、不思議なもので
身体全体から、何かが変わり、気分が浮き浮きしてきます

春がくるということ
それは、やはり、生命の根源的な喜びなのでしょう
身体の内側から、何かが動き出す気配を感じます

風が強いのも
それが単に季節の自然現象であるというより
自然の持つ生命力の現れだと感じたりします
荒々しい風の力が、人間に示す、自然の力と生命力なのだと

一方で、北海道では
人の命を奪うほどの強風と豪雪に見舞われています
自然の力が、人間の生命を奪うのです

長い日本列島の南と北では、気候が、まったく異なります
そこに生きる人々の生活感も、おのずと変わります
生きる厳しさに変わりはないといえども
厳しさの種類は違います

当然ながら、北海道と沖縄の人では、性格が違います
東北の人と関西の人も、性格が随分違います
気候の違いのほかに、歴史の違いもあるからです

私のように、湘南の地で生まれ育った者は
他の土地の人からはどのように見られているのでしょう
ただし、私のように藤沢北部の農村地帯に育った者は
海岸に近い住宅地で育った人達とは気質が違います

関東地方の農民の気質といったものが私にはあります
その一方で、湘南の、開放的な気質やマイペースな性格があります
人気の住宅地に住みながら、住居に関するコストが安く済んだ気安さもあります

私が湘南を愛する気持ちの中には
単純な郷土愛だけではすまない、思いがあります
この地に生まれ育った運命を受け入れる覚悟があるのです

人の住む土地があり
その地の気候、歴史、人々の気質があります
そこに生まれ育つことは、自分では選べない運命です

人の自由とは”運命を愛すること”だという信念が私にはあります

”地元愛”とでも呼びたい私の郷土愛の中には
自分の住む場所を選ぶという、最も強い自由意志の発現があります
運命を、やむを得ず受け入れる・・・というのではなく
積極的に受け入れるという”強い自由意志”があるのです