やや、遅ればせながら・・・

白川方明日銀総裁が辞意を表明したことを論じます

白川総裁は、4月8日の任期満了を待たず
山口広秀、西村清彦両副総裁の任期に合わせて
3月19日に、辞職することになりました

日銀総裁が任期を残して辞職するのは
1998年3月、接待汚職事件で引責辞任した
松下康雄総裁以来15年ぶりとのことです

白川総裁の任期前辞任の表向きの理由は
副総裁達と一緒に辞めて、人事を一新しやすくするということです

白川氏が日銀総裁に就任は
総裁人事が、政府の与野党対立により決まらず
急遽、副総裁の白川氏が総裁に昇格するという異例のものでした
そのため、副総裁と総裁の任期にズレが生じてしまったのです
そこを合わせるというのが、表向きの任期前辞任の理由です

本当の理由は違います・・・完全な引責辞任です

この不景気、とりわけデフレと円高を止められなかった
中央銀行総裁としての責任を取らされて辞任に追い込まれたのです

この間の事情を知りたい方は

「経済の自虐主義を排す」(三橋貴明)

を、お読みください

この本は、素晴らしいですよ!
なんと帯には、安部首相の写真が大きく写っているのです
こんなこと、本人の承諾がなくてはできないでしょう

アベノミクスについて知りたい人にとって
この本は必読の書です

この本の前書きの中で
著者の三橋貴明氏は”経済的自虐史観”の打破こそ最重要課題であるとし
自分が会った政治家の中で、経済的自虐史観を持たない政治家は
たったの3名しかいなかったと記しています
そして、その文章の最後の1行は

”そのうちの一人が、2012年12月26日に、日本国の内閣総理大臣に就任した。”

というものです

三橋氏は、その本の中で
日銀総裁を辞任させず、日銀法を改正して”解任”せよ
と、主張しています

白川氏が日銀総裁の地位にしがみつけば
間違いなく、安部首相は日銀法改正に着手し
白川総裁を解任することでしょう

そんな事態は、白川総裁のみならず
すべての日銀関係者が望まない事態のはずです
日銀内部にすら、白川総裁の辞任を止める人は誰もいなかったことでしょう
白川氏の辞意すら、本人の意志ではなかった可能性が高いのです