日本では、伝統的に、節約の美徳が称揚されています
これは、日本の支配階級が武士であったため
節約以外に経済的自立を維持する方法が無かったからです

現在の日本も
公務員という、節約以外に経済的自立を維持できない人々が支配階級にいるため
どうも、まともな経済学が発展しません

自由経済の下では、節約は美徳ではありません
人々が節約に走れば、商人は売上が減ります
売り上げが減ることの恐ろしさは、商売をしたことがないと分りません

いうまでもなく、商品には元手がかかっています
売り上げ即利益ではありません
売り上げが、ほんの数パーセント減るだけで利益が無くなるケースもあります
商売には、商品仕入れ価格のほかに、必要経費がかかるからです

必要経費の中で、特に重要な部分が人件費です
そう、サラリーマンの給料です
商人は売り上げが落ちれば人件費をカットすることを考えます

当たり前のことですが、会社の利益が無くなれば、会社は倒産してしまいます
そうなれば、人を雇うこともできません
会社が赤字の時のサラリーマンは、給与のカットか退職を受け入れるしかありません

戦後、日本では、サラリーマンの給与カットや解雇を
経営者がやる最悪の行為のように考え弾劾してきました
共産主義思想による、資本家は労働者を搾取しているという考え方に従って・・・

資本家が、本当に強欲なら
利益を上げている労働者を解雇するわけはありません
それでは自分が損をしてしまいます

また、解雇までいかないまでも、給与カットが不満の労働者は
自分の労働による利益を不当に資本家が搾取していると考えるわけですから
自分の労働は、給与を上回る大きな利益をもたらすと考えているわけです
それならそれで、他の資本家に自分を売り込めばいいわけです
すなわち、給与カットするような会社に見切りを付けて、転職すればいいのです

実際、自分の労働力・・・労働生産性・・・会社を儲けさせる能力・・
・・に自信のある労働者は、さっさと転職します

多くの資本家や経営者は、労働者が会社に富をもたらしていることを知っています
だからこそ、なるべくなら雇用を維持したいと考えるのです
しかし、それ以外の理由でも雇用を維持しています

雇用を維持すること、すなわち失業者を出さないことは
社会的利益が大きいのです・・・一種の社会貢献なのです
失業者の増大は、税収を減らし、消費を減らし、社会保障費を増大させます
国の財政を圧迫し、経済を縮小させるのです

はじめの話題に戻ります
消費が低迷することは・・・企業の利益を圧迫し、雇用情勢を悪化させます
さらには税収を減らし、国家の財政を悪化させます

国の財政を安定させるためには
まず、景気を良くして、税収を増やし、雇用を安定させる必要があります
雇用の安定は社会保障費の減少をもたらせます

国は、国家の指導者は、財政が悪化する時には
まず、景気を良くすることを考えなければなりません
それはつまり、消費を活発化させることなのです
消費者は、消費することの意味と価値を理解して下さい
そう、消費は美徳なのです