福島原発の事故後
毎日発表される各地の放射線量について
私は、ほとんど関心を持ちませんでした

放射線が怖くなかったということが、その理由ですけれども
その根拠の一つが、私達が子供の頃
米ソはもとより、中国もフランスも、派手に大気圏での核実験をしていたからです
核実験の、きのこ雲が、地球上にあふれていたのです

そうした環境で育ったのが、私達の世代です

「今日の雨に濡れると禿げになっちゃうよ」

どこかの国が核実験をした後は、そんなふうに言われ
雨に濡れないように気をつかったような記憶もあります

しかしながら、実際にはあまり気にせず、雨に濡れて遊んでいたような気もします
親達も、あまり神経質ではありませんでした
それで禿げになった友達もいませんでした
ただし、今会えば、髪の毛の少ない同級生はいます
しかし、それを、幼き日に浴びた放射能の雨のせいにするのは、少し無理がありそうです

そんなわけで、新聞報道の放射線量など、無視していた私です
ところが放射線測定機を買ってから、にわかに関心が芽生え
新聞で、その数値を見てみますと・・・なんと!
福島県以外では、ほとんどの都道府県で、事故前の最大値を下回っているのです!
宮城県と茨城県で、わずかに上回っているほかは
すべて、下回っているのです(4月9日午前9時)

つまり、福島県以外では
放射線を怖がること自体が非現実的なことなのです
たんなる、不安がもたらす恐怖・・・妄想のもたらす恐怖なのです